皆さんはカニを選ぶときに何を基準に選んでいますか?
大好きなカニをおなかいっぱい食べたいときなのに量が少なくて物足りなく感じたり、余らせてしまって、結果おいしくなくなって損した気分になったりしていませんか?
私はそんな失敗を散々繰り返してきました。お得だからとたくさん買いすぎて、結果捨てることになってしまったり、その逆に少なすぎる寂しさを "ほぼカニ" と評判のカニカマ「したらば」でごまかしたり……
いざ食べてみたら少なすぎて物足りなかったり、多すぎて無駄にしたりといった、悲しい、そして悔しい思いをしないように、このページで適量を知ってください。
表記方法
よくあるサイズ表記といえば、洋服でもおなじみのS,M,Lですよね。これはズワイガニも同じで、S,M,Lの表記があります。
ただ、下にも書く通り、必ずしも統一された基準なわけではありませんし、なんならお店が勝手にサイズを決めている場合もあります。
ズワイガニの各サイズにおける重量
これはもう表を見てもらうのが早いです。以下の表は、各サイズにおける1肩あたりの重量です。
サイズ | 重量 |
S | 100g以下 |
M | 101g~150g |
L | 151g~200g |
2L | 201g~250g |
3L | 251g~300g |
4L | 301g~350g |
5L | 351g~400g |
ただ、これは業者間で習慣化した規格であり、法律で定められたものなどではありません。信用できるお店で買わないと裏切られることになりかねませんのでご注意ください。
ですのでサイズではなく、実際の重量表記で判断することをおすすめします。
重量(g,kg)表記
なんだかんだで一番信用できる表記方法が重量です。これはもう実際の重量なので、基本的に間違いようがありませんからね。
ただ、重量表記にも落とし穴があります。重量の中に、殻の重量や、下に書くグレースの重量が含まれていることがあるからです。
また、殻の中に水を注入して凍らせている最悪な業者も存在していますので、お店選びが重要になります。
グレースに注意
グレースは蟹を冷凍する際にまわりにつける氷です。
味をおいしく保つために必要なものですが、ズワイガニの重量表記のなかにグレースの重量が含まれていることもあるため、その点は注意が必要です。
カニの重量をわかりづらくさせるものの、カニのおいしさを守ってくれる必要悪的な存在なのです。
適量
さて、ズワイガニのサイズ表記はわかりました。じゃあ実際に注文するにあたって、どのくらいが適量なんでしょう。
1㎏はどのくらい?
生き物なのでぴったり1㎏ということはないのですが、カニ姿のLサイズがだいたい1㎏くらいです。ポーションの場合、2Lサイズのもので1㎏あたり30~40本です。
1人前はどのくらい?
カニ姿かカニ脚か、またカニ脚でも肩なのかポーションなのかで殻の量が違うので「これが絶対!」とは言えないんですが、私がおすすめするポーションの場合を書いておきます。
生ズワイガニのポーションは、総重量で500gくらいが1人前の基本になります。カニをおなかいっぱい食べたいときには700gくらいあってもいいかもしれません。
その日の気分や、参加人数にもよりますね。カニ好きや、育ち盛りの子供がいる場合でも、1人前700gあればまず不満は出ません。
早見表
最後にわかりやすいように人数あたりの適量の早見表をおいておきます。私がおすすめするポーションの総重量をベースにしたもので、カニ姿や肩脚の場合はまた別ですのでその点だけご注意ください。
生ズワイポーションの人数あたり適量の早見表
ひかえめ | ふつう | たっぷり | |
1人前 | 300g | 500g | 700g |
2人前 | 600g | 1kg | 1.4kg |
3人前 | 900g | 1.5kg | 2.1kg |
4人前 | 1.2kg | 2kg | 2.8kg |